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小菅村インターンを視察 [視察報告]

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小菅村は
2000年からインターン学生の受入れを始め、
2007年に東京農業大学が
村内の空き校舎をリニューアルして
「多摩川源流大学」を開校。
2008年からは
同校の事務局を一部兼ねて
NPO法人「多摩源流こすげ」が設立。
インターン学生の受け入れ事業を引き継ぐとともに、
村の魅力を発信する様々な体験イベントを企画運営しています。
お話をきいたインターン学生は、
法政大学人間環境学部の2人、
鳥取大学地域学部の1人で、
いずれも花のある素敵な女子学生でした。
インターン参加の動機をきくと、
「座学したことを実際に現場で見てみたい」
「地域資源の6次産業化を考えたい」
と話していました。
東京に出たいと進学したけれど、
中山間地域のことを学ぶうちに、
出身地の評価が変わり、
卒業後はそれぞれ地元に戻って
市役所職員、教員、銀行員になりたいと言います。
大学生の価値観が変化していることを実感しました。
さらに小菅村では、
2011年に地域おこし協力隊を迎え
先んじて地域再生にとりくんでいます。

<インターン学生の受け入れ主体>
NPO法人 多摩源流こすげ
住所 山梨県北都留郡小菅村1911
・2000年より村がインターン学生を受入
・2008年より事業を引き継ぎNPO独立
・受入期間8月1日~12日(12日間)
・インターン=「若者の地方体験交流」
・体験内容 祭典へ準備段階から参加
      そばまき等農作業体験
宿泊施設 民家(空き家)で自炊生活
・事業目的 学生と村民をつなげる
→双方にメリット。村には活気と自信も
・小菅村 人口738人

【藤本みのる活動日誌】                                                  
7月30日(水)小篠区育成会・夏休み東京サマーランドの旅
7月31日(木)民謡流し練習(短大体育館)
8月 2日(土)かがり火まつり(民謡流し出演)
8月 4日(月)田んぼのスズメ除け作業
8月 5日(火)小菅村インターン視察

山梨市の「空き家バンク制度」を視察 [視察報告]

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私と山田政文議員、小林信保議員の3人が7月23日、
大月市議会有志として山梨市を行政視察しました。
視察の目的は、
山梨市が「空き家バンク制度」の先進自治体であることから、
現状と課題を視察し、
人口減少に対応する大月市でのとりくみに資することでした。
空き家バンクとは、
行政が仲介し、
空き家等の売却、賃貸を希望する所有者から申し込みを受けた情報を
空き家等の利用を希望する方に紹介するシステム
市のホームページに情報をのせ、
市は希望者から連絡があった時は、
当該物件を担当する宅建業者、利用希望者、物件所有者の日程調整を行い、
現地案内等を行います。
成約後は自治会長等に市からも声をかけ、
入居者にはご近所にあいさつにいくよう指導アドバイスをしています。
《山梨市の空き家バンク事業の概要》
1、問合せが月平均60件以上
  情報検索のための利用登録者数450人(のべ921人)
  成約件数68件(売買24件、賃貸44件)
2、やまなし暮らし支援センター(有楽町)での田舎暮
  らし希望者向けセミナー開催。移住者体験談など
3、東京でのイベント「ふるさと回帰フェア」に参加

*空き家バンク実施状況(H25.11)
自治体 登録件数 成約者数
山梨市 126   66
大月市 30   7
都留市 19   9
*山梨市の概要
・人口36800人 面積290㎢
*大月市の概要
・人口26778人 面積280㎢
*空き家ニーズに変化あり
・山間でなく、駅や病院の近くへ
・隣家まで離れた家から集落の中へ

【藤本みのる活動日誌】                                                  
7月23日(水)山梨市行政視察(大月市議会有志視察)
7月24日(木)大月市明るい選挙推進協議会総会(市P会長あて職)
7月25日(金)大月市・上野原市議会1期目議員懇親会
7月26日(土)狩猟免許試験予備講習会(わな)
7月29日(火)大月市議会臨時会

震災から2年8か月の岩手県を視察研修 [視察報告]

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釜石市役所からほど近い
沿岸ぞいの繁華街跡。
全壊した建物等は撤去された。
正面の被災ビルは
3階部分まで壁がはがれ鉄骨がむき出しになっており
津波の猛威を今に伝えている

大月市議会
総務産業・社会文教常任委員会の
合同視察研修が
6日7日の両日、
東日本大震災の被災地である
岩手県3市で行われました。
視察の目的は、
釜石市の小中学生ほぼ全員約3千人が津波から避難した
《釜石の奇跡》の防災教育を学ぶこと、
また被災地の復興の状況を
現地視察することでした。
○岩手県釜石市(人口4万人)の震度 震度6弱
 津波 痕跡等から推定した高さ9・3m
 被害 市内中心部の2割強が浸水(繁華街は全滅)
     死亡者888人 行方不明者152人
     住宅被害 全戸の29%4704戸が被災
釜石市の研修では、
防災危機管理課防災係長から説明を受けたが、
「東日本大震災における釜石市の災害対応」について、
発災当時の状況を
涙ながらに話されました。
「視察の中でよく備蓄物資の質問を受けるが、
とにかく津波から逃げることの意識づけがすべて。
救援物資は高台の地区からもらえる」
とのお話は
身に迫るものを感じました。

【藤本みのる活動日誌】                                               
11月 6日(水)市議会常任委員会合同視察研修(岩手県釜石市)
11月 7日(木)視察研修2日目(大船渡市、陸前高田市他)
11月10日(日)都留市議補選投開票(板倉やすあき候補トップ当選)
11月11日(月)市議会だより編集委員会
11月12日(火)2014年度予算関連要求自治体訪問キャラバン

夕張市の地域再生に向けたとりくみ [視察報告]

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観光案内所をしめて、
急きょ視察団の車に同乗して名所を案内してくれた松宮さん。
ゆうばり再生市民会議のとりくみも紹介してくれた。
お別れには黄色いハンカチを振ってくれた。

「夕張ショック」と言われた自治体初の財政破たん。
国の管理下で財政再建がすすめられ、
地方行革のモデルとも、
みせしめともされています。
国では夕張の教訓から、
第三セクター等の借入金をふくめた財務指標、
「将来負担比率」の公表を
自治体に義務づけました。
大月市の数値が
県下で最悪であることから、
財政再建が
本市の最重要課題となっています。
夕張の深刻さは桁違いですが、
全国から支援を受けてがんばっています。
破綻から再生へのとりくみに
注目していきたいと思います。
○将来負担比率 夕張市1164%(平成20年決算)
           大月市 230%(平成20年決算)
夕張市の地域再生に向けたとりくみで
素晴らしいと思ったのは、
「ゆうばり再生市民会議」やNPOのとりくみです。
当初より人数が減っているようですが、
まちの再生に情熱をもった市民の存在は希望です。
また、「企業と行政の協働」という観点から、
しあわせの桜ともみじ夕張プロジェクト、
市のホームページ運営支援、
市民会館の改修支援などを
企業が支援していることです。
夕張市は山間地で9割が山林で、
面積は大月市の3倍近くあります。
人口が1万人を割り、
65歳以上人口が46%となっている中で、
非効率な構造をただすため、
住宅再編事業によるコンパクトなまちづくりが
検討されています。
小中学校の統廃合で小中各一校にし、
住宅の集中する清水沢地区に整備しました。
しかし
住民それぞれの生活の場にかかわることであり、
旧市街地などでは
不満の声が上がっています。
将来ビジョンと一体にした、
ていねいな話し合いが求めらています。

【藤本みのる活動日誌】                                                    
10月31日(木)第47回大月市文化祭セレモニー
11月 1日(金)秘密保護法案廃案めざす宣伝(大月駅)
11月 3日(日)都留市議補選告示(板倉やすあき出陣式司会)

財政破たんから7年。夕張市は今・・・ [視察報告]

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大月・上野原市議会1期目議員有志6人が
(大月市議会  山田政文、小林信保、藤本実)
(上野原市議会 小俣宏之、村上信行、氏家隆信)
10月24~25日、
北海道夕張市等で
自主研修視察を行いました。
夕張市は
2006年6月に
自治体財政破たんし、
国の管理下で
財政再建が進められています。
解消すべき負債353億円を
18年間で返済すべく、
「全国最高の負担」「全国最低のサービス」が
義務づけられ、
人件費等も大幅に削減されました。
○一般職員 220人→85人、給与640万円→400万円
○市議会   18人→ 9人、給与450万円→256万円
財政破たんから7年、
夕張市は今どうなっているのか。
○2011年4月~鈴木直道市長
(全国最年少30歳就任、都職員として夕張派遣あり)
○鈴木市長が「ヤング・グローバル・ リーダーズ」(世界経済フォーラム)に選出
○鈴木市長は
「財政破綻したまち」から「再生に向かい走り出したまち」へと
夕張のイメージチェンジを図りたいと、
トップセールスや
道・都との連携にとりくむとともに、
中東カタールからの援助を受け、
被災3県(岩手、宮城福島)の
子ども達と家族700名を
『雪ん子リフレッシュ・キャンプ』に受け入れるなど
精力的にとりくんでいる。
市役所での研修とともに、
道の駅や観光案内所などで
行き会う市民に話を聞きました。
○「市長は忙しくて出張していることが多い・・・」
○「A級戦犯がいれば、それを選んだ市民もC級戦犯。
再生に向け、市長を支えて市民ががんばることが大事」
○「共働きでみんながんばっているよ」

《夕張市》人口10130人、5600世帯(公営住宅2300世帯)
      65歳以上人口46% 面積763㎢・9割山林
      将来負担比率1164%(平成20年度決算・ピーク)
      年次別償還額 H22~24(5億円)H25~38(25億円)標準財政規模51億円
                       
【藤本みのる活動日誌】                                                    10月24~25日 自主研修視察(北海道夕張市・苫小牧市・千歳市)
10月26~27日 関東ブロックPTA研究大会 神奈川大会

市立病院の経営変更の先行例を視察 [視察報告]

大月市議会社会文教常任委員会の行政視察研修が行われ、
10月29日・30日で栃木県小山市、佐野市を訪れました。
両市は、
医師不足による経営危機から脱出するため、
市立病院
独立行政法人(小山市民病院)」
「指定管理者制度(佐野市民病院)」
へと経営形態を変更しています。
今回は
経営形態の変更に至る経緯と病院の現状、
経営形態の内容、
今後の課題等をくわしく聞き取りました。

佐賀県武雄市への行政視察報告書 [視察報告]

大月市議会議長に提出した視察報告書を掲載します。
7月25日~26日に佐賀市、武雄市と行政視察をいたしました。
佐賀市視察報告書と合わせてご覧ください。

●佐賀県武雄市の視察研修目的
 当市は市立病院の民営化を全国に先駆け行い成功をおさめている。又ホームページのfacebook移行、FB良品というネット上の特産品販売、イノシシ課を設置し有害駆除と特産品の創出を同時に行っている。などそのスピードは目を見張るものがある。
 大月市においても、行財政改革やまちづくり等の参考に資するものとした。

武雄市長とweb.jpg


1、市立病院民営化
≪武雄市民病院の経過について≫
・平成12年2月に国立療養所武雄病院の譲渡を受ける。
・独立行政法人化するか民間移譲するかの選択をして 民間移譲を決定
・平成20年6月 委譲先公募開始
 民間移譲先候補    1 医療法人財団池友会 (福岡)
            2 医療法人社団敬愛会 (佐賀)
・この二つの医療法人に対し下記日程にて選考委員会を開催した。
・平成20年6月~7月 委譲先検討委員会
・平成20年7月 市民病院を医療法人財団池友会へ譲渡する議案を可決
・平成20年8月 救急医療再開

 当方視察団には、公共の病院を民間に委譲すると不採算部門と思われる診療科は切り捨てられるという思い込みがあったので、その事に対し、「どのような担保措置をおこなったのか?」と質問。遵守すべき事項と実効性の担保について以下のような説明を受けた。

≪遵守すべき事項と実効性の担保について≫
「移譲後の病院運営に関して武雄市が何の関与もしないことは許されない。…移譲先は、自らが提案した事項の実施及び本委員会の意見を真摯に受け止めその実現に努めることこそが、同法人の地域医療への貢献が評価されることにつながる。…病院を運営するに当たっては次の事項を尊守すべきである。
①新しい病院の経営理念に「武雄市市民病院のイメージ維持」を掲げること
②平成22年1月31日までの約1年6ヶ月において、武雄市の意向を充分に尊重して円滑な武雄市民病院の運営に協力し又移譲先として医師会との意思疎通に努めること
③移譲後直ちに市民、医師会、市による評価委員会を設置し、評価委員会の意見を経営に反映するシステムを作ること。まお、評価委員会は10年以上設置すること
④移譲後は年2回以上のタウンミーティングを開催し、市民との意思疎通を図ること

≪武雄市の責務について≫
 武雄市は、本委員会が新たに設定した条件および移譲先が提案したことの実効性を担保するために以下の措置を取らなければならない。
①武雄市は、平成22年1月31日までの武雄市民病院移譲前までに、本委員会の答申又は契約等に関して移譲先に重大な違反が認められた場合は、契約の解除等を含む措置を取ること
②平成22年2月1日の移譲に際して、移譲先が武雄市民病院の運営への協力、医師会との意思疎通など武雄市民病院の移譲先としてふさわしいかどうか新たな条件を付与することを含め再評価する
③武雄市と移譲先の移譲契約の中に、地方独立行政法人の例に準拠した評価委員会を設置することを盛り込むとともに、定期的に経営状況を武雄市に報告させること
④武雄市と移譲先の移譲契約の中に、10年以上の病院経営の継続を盛り込むこと
≪病院収支状況≫
 市民病院においても、医師不足による平成20年度財政赤字が6億円を超えると推定されるなど、深刻な状況だったが、移譲先からの医師の派遣は、診療面だけでなく経営面においてもプラスに作用した。

≪感想≫
 武雄市の市民病院の民営化は最低のコストで最高のサービスを実施する事に繋がったと思う。しかし、この民営化にあたっては、池友会という法人の存在があった事が大きいと思われる。市長は水面下で、池友会との事前の交渉があったと認めていた。それは医療サービスを絶え間なく供給する立場としておもてだって出来る事ではない。又、失敗は許されない。絶対に成功するという確信を持ったからこそ民営化に舵をきったと思う。
 この武雄市の取り組みはどの地域でもどの病院でも参考に出来るものではない。一部の条件のそろった地域の病院にのみ参考となる。しかし、すべての可能性を排除しない市長のグローバルな発想は見習うべき事だと感じた。

現在は、写真のとおりホテルとも思われる市民病院が市の負担無く建設され、住民に安心した医療サービスを提供出来ている。

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2、情報公開・行政改革
≪HPのfacebookに移行について≫
 2011年8月1日に市のページをfacebookページに移行。(全国的には約70自治体が移行している。)移行後のページのアクセス数は約3カ月半で1000万PVを突破するなど、月平均5万PVだった旧公式ページと比較して大きく増加した。
11月7日にはFacebook上に同市の特産品販売ページF&B良品(Fun&Buy良品)を開設。市内の企業の商品を無料で掲載し、Facebookユーザーに向けて販売し100万円を超す売り上げがある。今後、佐川急便と組み、送料も格安になる予定という。
全国的に広がりを見せていて、鎌倉や燕三条市なども加わるそうで、これが広がっていくと一層楽しいサイトになるだろうと想像できる。

≪facebookの特徴≫
 これまでの市のHPは情報を更新しても知らせる手段がなく、必要な情報を求めて見に来てもらう事がなければ、HPを訪れる事が無かった。しかし、facebookは一度登録すればパソコンや携帯に市の発信する情報が飛び込んでくる事になる。
これは、ラジオを流しっぱなしにしている状態と似ている。入ってきた情報を各自が選択して興味を持った情報だけを得る事ができる。

≪Facebook運用の注意点≫
 固い情報ばかりだとだんだんつまらなくなり情報を見なくなってしまう事である。誰もが興味を持てるような柔らかい情報も適度に混ぜて情報発信をする事が大切。又、情報を発信するタイミングも続けてする事はせず、見る時間的余裕がある時を選んで発信する事も心がけている。

≪Facebookの災害時の利用について≫
 先日の北九州の豪雨の時は、災害情報対策室を設置し、災害に対する第一報を発信すると、その情報を他の人がシェアーしたり、コメントを書き込んだりして、市内の災害情報が集まるようになる。災害地の現状などが写真などを見ながら皆で共有する事ができるようになる。そして情報が集まってきた所で、グーグルマップに落とし込み何処でどのような事がおこっているのかを分かりやすく発信する事ができるようになる。
その時、近くの佐賀市では、災害の電話対応に追われて情報の発信に時間を採れなかったということである。

≪改革について市長の基本的な考え≫
 基本的な考え方は官だけの能力では限界がある。よってブランド力やノウハウを持った企業と組む。
又、スピードが重要!武雄市は意思決定が日本一早い!それはやる前からやるという事が決まっている。民意を聞くのは選挙の時!
そして議会は意思決定をする決定機関。その場所では議論を巻き起こす事が大切。行政側の反問もあり、市長もどんどん反問するそうです。ヤジも多く市長が一番ヤジをいうそうです。
結果的に議会に臨場感があり皆が見るようになり、CATVの議会中継の視聴率は50%を超える。好きの反対は無関心!無関心が一番悪い!皆に関心を持ってもらう事が非常に大切!

≪感想1≫
 市長は「協働という言葉は行政側が都合よく使っている言葉なので好きではない」そうだが、議会には臨場感があり、すべての決定のスピードが速く、行政の情報公開が徹底されている等のため、閉塞感自体が無くなったと言えるほど、住民参加は進んでいる。この事は、市長の強烈なリーダーシップによる所が大きいと思われる。このリーダーシップにより、行政内にはいい意味での緊張感ややる気、活気があるように感じる事ができました。そして議会は、議論を活発にし、争点を明らかにして住民に見てもらう事が非常に重要だと改めて感じた。又、市長が何回か口にした「反対するなら対案を示せ!」という言葉は忘れてはならない言葉であると感じた。

≪樋渡市長についての感想2≫
 今の日本における首長の中で最も有名な石原都知事、橋下大阪市長についで有名な市長が武雄市の樋渡市長である。
 樋渡氏は6年前の平成18年に初当選し、当時の全国最年少市長として有名を馳せた。当選後は、ドラマのロケ地誘致のために「がばいばあちゃん課」の設置や「いのしし課」「こども部」観光客誘致のための「海外対策課」設置などユニークで画期的な取り組みをしてきたが、何といっても大きな仕事は、市立病院の民営化だった。
 樋渡市長の行動指針は終始一貫して「市民のために」である。政敵や様々な抵抗勢力が出てきても、ぶれずに一身を賭してぶつかって行く姿勢は素晴らしい。本人と直接話す中で感銘を受けた次第。総務省のキャリア官僚出身とは思えないアウトロー的な部分も魅力であった。
樋渡市長との懇談は、今回の視察で最も大きな成果と言っても過言ではない。このことは、今回の視察に参加した上野原市議3名の方々も同感と聞いている。視察参加者一同、今後の議会人としての行動の参考としたいと考えている。
(樋渡市長に関しては講談社発行、樋渡啓祐氏著の「首長パンチ」1,500円をお勧めする)

佐賀県佐賀市への行政視察報告 [視察報告]

大月市議会議長に提出した視察報告書を掲載します。

【視察研修報告書】
大月市議会議長 後藤 慶家 殿
                          平成24年8月31日
                          大月市議会 山田政文
                                小林信保
                                藤本 実

 平成24年7月25日~26日、佐賀県佐賀市および武雄市へ大月市議会として行政視察を行いましたので、その結果を下記の通り報告いたします。なお、今回は上野原市議会から、小俣宏之議員、村上信行議員、氏家隆信議員の御同行をいただきました。

佐賀市視察web.jpg


●佐賀県佐賀市の視察研修目的
 当市は市立病院の改革に成功し、平成22年度より決算が黒字となり、基準外繰り入れがなくなっている。また医師確保においてもユニークな取り組みを行っている。さらに、当市は市議会活性化の取り組みでも先行しており、政治倫理条例や議会基本条例等を施行している。よって、その取り組みや経緯等について視察研修し、今後の本市の病院改革や議会活性化の参考に資するものとした。

1、市立病院改革の成功

≪佐賀市立富士大和温泉病院の沿革≫
 当院は平成17年の合併により、共立病院組合(旧富士町、旧大和町)から佐賀市に設置主体が変わったが、日常医療圏は富士町、大和町北部、三瀬村で中山間地の地域医療を提供している。診療科目は9科(内科、外科、整形外科、眼科、呼吸器科、リハビリテーション科、放射線科、消化器科、循環器科)で小児科、産婦人科は設置していないが、市内には国立大学法人1院、独立行政法人2院、全国社会保険協会連合会1院、民間24院があり、すみ分けにより、特に高齢者の医療ニーズに対応した病院になっている。付帯事業として、24時間の訪問看護をはじめ介護保険サービス事業所を実施している。

≪佐賀市立富士大和温泉病院の特長≫
 当院は通所リハ浴槽やリハビリテーション渦流浴プールなどに温泉を利用しているとともに、地元の温泉旅館と提携して1泊2日の人間ドック「人間ドック宿泊プラン」を行い、年間200人ほどが利用している。平日プラン1泊夕食付で、旅館の宿泊料が通常1万2千円のところ、8千8百円に値引きをしてもらっているが、旅館からも歓迎されている。

≪佐賀市立富士大和温泉病院の医師確保≫
 当院には平成24年4月から、佐賀大学医学部付属病院・地域総合診療センターが設置された。地域医療の再生のために、総合内科医を育成し、専門的になりすぎている診療科目の医師不足を解消させようとする大学病院の施策に協力した形である。なんでも相談できる地域の「かかりつけ医」を育成する機関として、大学病院から2名の総合内科医が派遣された。当院の医師はすべて佐賀大学付属病院から紹介していただいているが、週に一度は大学病院に戻って研修を受けるなどもともと連携が強いことが特徴である。

看護師の確保≫
 県内に、看護師養成の高校が2校、大学学部が1校、医師会立看護学校が1校、県立看護学校が1校あり、出身地に戻り看護師となることから確保されている。

≪決算黒字の要因≫
1、『佐賀市立富士大和温泉病院改革プラン 平成21年度~平成25年度』の実践
2、合併により不採算地区の財政措置が不交付となる予定であったが、見直され継続されたことからプラスとなった
3、ベッドコントロールを、院長以外の医師、師長、ソーシャルワーカー、医事管理部門による病床管理委員会で集団的に判断する。(一般病床90%、療養病床94%をめざす)
4、平成14年の移転新築から10周年にあたり、職員でワーキンググループをつくり基本理念や基本方針を作成した
5、一般会計からの基準外繰入は平成20年度1億5千万円、21年度1億円だったが、22年度には決算黒字によりゼロになった。逆に純利益が22年度は2千6百万円、23年度は4千4百万円と増えている。23年度の基準内繰入3億2千万である。

≪感想≫
 大学病院から医師の派遣を受ける場合、大学病院の都合で引き上げられることが危惧されるが、総合内科医の育成を目的に佐賀市立病院では逆に増員されることになった。連携強化の方向性として注目した。また、「地域住民とともに歩み、皆様に愛され、信頼される病院をめざします。笑顔、まごころ、思いやり」という病院の基本理念を、職員がワーキンググループで作ったのだが、自分たちで作ったことで実践に生かされ、ますます地域で愛される病院に成長し、決算も黒字にできたのだと感じた。条件は違うが、病院が果たすべき役割を自覚して奮闘する自治体病院の事例として本市の取り組みに資する。

2、市議会活性化の取り組み

≪佐賀市議会 議会活性化の取り組み≫
 当議会では議長選に絡む贈収賄事件で6議員が辞職する事件を教訓に、平成5年に全国に先駆けて政治倫理条例を制定した。議長選の立会演説で公約したことが新議長の下で実践されるという慣例になってきたが、議会基本条例の制定、議会報告会の開催もその経過から制定施行されてきた。
 当議会では議会改革に継続的に取り組むため議会運営等改革検討会を設置している。正副議長、会派代表者、準会派(2名以下)の代表者で構成し、全会派が了承した全会一致事項を実施している。年間30回程度開催されている。
 一般質問は60分。38人中30人が行うため、7日間実施している。

≪議会報告会の取り組み≫
・開催日時 4月15日~5月16日、全中学校区16会場を8班で分担
・参加者数 1会場平均23・4人、375人(前年 25・3人、404人)
・新聞見出し 「議会運営状況など市民に直接説明」(平成23年)
       「評価の一方物足りなさ、政調費や定数削減に関心」(平成24年)
・開催目的 開かれた議会へ、予算の審査内容を報告するとともに、意見交換をする

≪決算に係る事務事業に対する評価報告書≫
 決算審査等における議会の役割を目に見えるようにするものとして、同評価報告書が平成22年度決算から作成された。4常任委員会ごとに4項目、合計16項目の事務事業に対する評価と具体的な提言をまとめて市長に提出すると、2月には市長から議会に対して、次年度予算にどのように反映したのか、しなかったのかを処理状況報告書として回答がきている。

≪感想≫
 議長選が改革の起点となっていること、議会改革に継続的に取り組むため議会運営等改革検討会が設置されているなど経緯が良く分かった。決算に係る事務事業に対する評価報告書と処理状況報告書は、本市でもすぐ採用したい。それは議会の提言実績を端的に示し、建設的な役割をアピールできる点で議会評価を高めることに資すると考える。
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